ナーベラーンブシー


沖縄のへちまは、夏の疲労回復に一役かう貴重な夏野菜の1つです。

このへちまを使った代表的な沖縄料理が、この「ナーベラーンブシー」(へちまの味噌煮)。「ナーベラー」がへちまで「ンブシー」が煮物料理の意味です。具体的には水分の多い野菜と島豆腐を、豚だしと味噌で煮込んだ料理のことです。島豆腐と野菜を油で炒めるチャンプルー料理とはまたひと味違うんですね。
へちまは、水分を多く含む野菜で、煮るとその独特の甘味のある汁がたっぷりでます。同じ瓜の仲間でもゴーヤほど苦味はなく、食感はナスに似ています。
初めてヘチマを食べる人は思いのほか甘くて柔らかい食感にはまってしまいますね。
そして、この少し甘い味噌味が冷えた泡盛に非常にあいます。
へちまの水分はアミノ酸・糖質を含み非常にミネラルウオーターに似ています。体の渇きを癒す働きがあります。