クーブイリチ−


沖縄は昆布の消費量が日本一です。

この昆布を使って、豚肉と野菜を一緒に炒めたクーブイリチ−(昆布の炒め煮)は沖縄では非常にポピュラーな料理です。
イリチーとは、豚のだしを使って、煮汁を少なく炒め煮にする料理のことを言います。

沖縄は、「長寿県」として有名です。

エネルギー源となるビタミンB1、新陳代謝を促進するビタミンB2を多く含む豚肉を使った料理が多いことや、昆布を「だし」としてではなく、「食用」として使用していることが長寿に大きく関わっているんじゃないか?と言われています。

このクーブイリチ−は、沖縄長寿料理の1つとして有名で、長寿を祝う還暦や喜寿、米寿のお祝の膳には欠かせない1品です。
また、お酒の膳にも欠かせない1品です。クーブイリチ−は、昆布と、切り干しだいこんや干ししいたけなどの乾燥野菜を一緒に炒め煮することが多く、豚だしと昆布のうまみが乾燥野菜に染み込み、凝縮され、この味わい深さが泡盛に非常によく合います。