モズクの天ぷら


長寿三大食品と呼ばれている食品が沖縄にはあります。
「豚肉」「豆腐」「モズク」です。

沖縄は海で囲まれている島のため、多くの海藻類に恵まれ、モズクは常食されいます。
モズクは、北海道から沖縄までの沿岸で採れる海藻です。
沖縄のモズクは、独自のぬめりと、約1.5〜3.5mmの太さによる歯ごたえの良い「オキナワモズク」という特産種で、健康食品として注目を集めているフコダインが豊富に含まれています。
モズクと言うと内地の人間はすぐ「モズク酢」を思い浮かべます。
モズクの消費量、生産量共に日本一の沖縄県では、モズク料理のレパートリーが、とても豊富です。この「モズクの天ぷら」は、沖縄の居酒屋で定番のメニューです。
外はサクッと、中はフワッとしていて、とっても美味しいです。お塩や天つゆで食べても良いですし、ソースも合います。モズク酢が苦手な方や、お子様でも美味しく食べられます。
ビールにも良く合います。
フコダインは、海藻類に含まれるヌメリの成分ですが、日本癌学会で癌を抑制する効果が発表されてから、健康食品として注目されるようになっています。
この海藻に含まれるフコダインですが、モズクには、他の海藻に比べ約5〜8倍のフコダインが含まれています。さらに、オキナワモズクは、他のモズクに比べ、フコダインの含有量が4倍あることが分かっているので、他の海藻類と、オキナワモズクを比べると、約 20倍のフコダインが含まれていることになります。また、一緒に揚げる野菜 に含まれるビタミンも、油と一緒に摂取することで吸収率が上がりますので、栄養をまるごと摂取には、もってこいの料理と言えます。