てびち


沖縄の豚肉料理で代表的な料理の一つが「てびち」です。
豚足を煮込み柔らかくして、味付けしたものです。
豚の皮から出るコラーゲンがたっぶりで、乾燥や日焼けなど、ダメージを受けたお肌を甦らせるのに最適な美容食です。
 
「てびち」は、一度茹でてから煮込みますので、茹でた豚足の脂質は100グラムあたり16.8グラムとなり、同じ豚肉のロースや肩ロース(100グラムあたり、脂質19.2グラム)よりも脂質は低いんです。
もちろん、豚バラ肉(100グラムあたり、脂質34.6グラム)より、油が少ないのは、言うまでもありません。
 
豚足の臭いが苦手な人は、下茹で時間を長くすると、臭いも軽くなりますし、出来上がってから臭いが気になる人は、刻んだネギや、おろし生姜といった香味野菜を添えると食べやすくなります。
 
「てびち」はお肌がプルプルになるだけでなく、関節に問題を抱えている方にもお勧めです。豚足は、脂質もそうですが、カロリーも、ロース肉やバラ肉より低いので、ダイエット中の方にもお勧めです。
 
コラーゲンを摂取するには、夜食べるのが一番効果的と言われています。夕食の1品に加えてみてはいかがですか? 夜、しっかり食べることに抵抗がある方は、一緒に煮込んで、コラーゲンが染み込んでいる「大根」や「昆布」を食べるのがお勧めです。