ミミガー


沖縄は豚肉の消費量が多いです。また、豚の足、耳、顔、内臓、すべて余すところなく食べるのが特徴です。ミミガーは豚の耳皮のこと。耳の皮といっても軟骨を含めた耳そのものです。耳の軟骨のコリコリした歯ごたえがたまりません。その歯ごたえが忘れられずに、ついつい食べてしまいます。

味付けは、
ご飯にもぴったりの塩こしょうでシンプルに炒めた味つけ、、七味を入れて少しピリッとさせる味付けなど、お店によっても違います。、中でも人気なのは、伝統的なピーナツ和えミミガー。ミミガーをピーナツバターと砂糖と味噌で和えたものです。ピーナッツのカリッとした食感と、ミミガーのコリコリ感のミックスが絶妙です。
またきゅうりとドレッシングで和えたサラダ風ミミガーはさっぱりとして、泡盛などの初めの1杯のお供に最適。
コリコリした歯ごたえの軟骨には、良質なタンパク質である「コラーゲン」が多く含まれています。

私達の体内のタンパク質の約3分の1はコラーゲンで、主に皮膚、関節などの結合組織に多く存在します。コラーゲンが、肌の保水、シミ、シワの防止、髪の毛の健康回復に役立つことは周知の話。そして、もう1つ大きな役割は、関節などの結合組織に働きかけ、骨の動きを良くすること。コラーゲンが不足した状態で、カルシウム不足の骨を動かすと、簡単に折れてしまいます。
ミミガーは簡単にコラーゲンが摂取できる貴重な1品です。