沖縄風おでん


まず、内地のおでんと違うのは、具に必ず「テビチ(豚足)」「ソーセージ」「青菜(小松菜、チンゲン菜、レタス、空芯菜、水菜、ほうれん草など)」が入っているところですね。

からしの代わりにマスタードが添えられるところも違います。

ソーキ(豚の骨付きばら肉)でだしを取り、テビチ、ソーセージ、卵、厚揚げ、大根、こんにゃく等をコトコト煮込み、味付けは塩だけです。最後にだし汁に青菜をくぐらせたのが沖縄風おでんです。

沖縄におでんが伝わったのは太平洋戦争の後と言われています。ソーセージが入るようになったのは米軍の影響と思われます。沖縄風おでんの最大の特徴であるテビチはコラーゲンの宝庫です。見た目ちょっとグロテスクなので敬遠されがちですが、臭みも少なく美味しいので、ぜひ食べて欲しい食材ですね。